バーナードリーチがデザインしセント・アイヴスのリーチ工房で製品化したティーマグです。スタンダード・ウェアと呼ばれる製品です。 ブランド・メーカー：Leach pottery standardware サイズ:　高さ 97ｍｍ　上部の直径 74ｍｍ、　底面の直径 85ｍｍ マグの持ち手下側にリーチポタリーの刻印、 底部にENGLANDの刻印があります。（画像9～10枚目） かなり古いものなので「傷や汚れあり」としています。多少のスレ、傷等に神経質な方はご遠慮下さい。 【由来】 1978年5月、学生時代に能登半島を旅した時、朝市通りで見つけた「てふてふ」という工芸品などを扱うお店で購入したものです。旅の記念を探していたところ、お店の方に声をかけて頂きました。 バーナードリーチの事、特徴的なカップ類の持ち手の握りやすさの工夫の事等、普段使いを考えた器について熱心に語って下さいました。お話の熱量とマグ自体の魅力が相まって購入を決めた事を覚えています。 今回出品に際してバーナードリーチの事を調べていたところ、NHKの番組「世界はほしいモノにあふれてる」（2020/8/27放送分）でバーナードリーチを語られた輪島塗作家の方が、当時声をかけて下さったお店の方だった事がわかり驚きました（当時頂いた名刺を保管していました）。あの時熱心にバーナードリーチ を語って下さった方が、その後40歳を超えてから輪島塗を学ばれ、今ではモダンな作風の人気輪島塗作家、感慨深いものがあります。 【ティーマグについて】 鐡薬がとても発色良く輝いて黒色を際立たせているため、ミルクティーが映えます。 取っ手がとても持ちやすく、手に取った時スッと馴染み一体感が心地良いです。 ティーマグですが、ビールも似合うと思います。 更にはテーブルに置いて眺めていると、安定感のあるシルエットと実際の重心の低さから来ていると思うのですが、心穏やかになります。 大切にしてきたマグですが、それなりの年齢になった今、断捨離を考えるようになり、大切にして下さる次の方にお譲りしようと思い立ちました。 価格は私なりの思い入れの値段をつけたので、高いと思います。 ご質問等ございましたら、遠慮なくコメントを頂ければ可能な範囲でお答え致します。 大切にして下さる方、どうぞ宜しくお願い致します。